
下関への移住を検討したり、旅行を計画したりすると、下関の名産物も気になるでしょう。下関は三方を海に囲まれた地域なので、水産物が豊富です。また、多くの人に愛されてきた伝統的な工芸品もあります。
この記事では現地で楽しんだりお土産にしたりするのにおすすめの下関の名産物をご紹介します。下関を訪れる際の参考にしてください。
水産物
下関市では、ふぐ・ウニ・クジラ・イカ・アンコウが「水産物5大ブランド」としてPRされています。それぞれ下関ならではの味覚が楽しめる名産物です。以下、それぞれの水産物を詳しくご紹介します。
ふぐ


下関といえばまず「ふぐ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。下関では「ふぐ」のことを「ふく」と呼びます。写真の銅像は、下関にある亀山八幡宮境内に平成2年に建造された「ふくの像」です。下関が面する玄界灘・瀬戸内海・関門海峡はふぐの好漁場です。そんな好漁場に恵まれた下関市はふぐの取扱量日本一で、ふぐに特化した卸売市場もあります。
秋から春先にかけて天然ふぐの漁が行われるほか、ふぐの養殖も盛んです。そのため、下関では1年中ふぐを楽しめます。
一般にふぐの旬は秋の彼岸から春の彼岸にかけて、特に冬が旬であるとされています。フグ類の中で最もおいしいとされているのは「ふぐの王様」とも呼ばれる「とらふぐ」です。
ふぐは繊細で上品な旨味のある白身魚で、刺身、から揚げ、鍋などさまざまな食べ方を楽しめます。身には弾力があり、分厚い刺身にすると嚙み切れないので、刺身にする時は下の皿が透けて見えるほどの薄作りにします。
下関ではふぐを扱う飲食店が豊富なほか、お土産にできるふぐも販売されています。例えば、ふぐのひれを炙って日本酒に入れた旨味たっぷりのふぐひれ酒はお土産としても販売されています。また、ふぐの一夜干しやオイル漬けもお土産におすすめです。
ちなみにふぐは下関で「ふく」と呼ばれ親しまれています。ふぐの像やふぐのマンホールなど街中のふぐを探しながら歩くのも楽しいかもしれません。
ウニ

下関が面する日本海は岩場や海藻が豊富でウニの生息に非常に適した場所です。そのため下関では4月から9月にかけておいしいウニが食べられます。なめらかな舌触りと濃厚な甘味が下関のウニの魅力です。
下関でとれるウニはバフンウニ・アカウニ・ムラサキウニで、それぞれ漁獲時期が異なります。淡白で上品な甘味が味わえるムラサキウニは4~7月が漁獲時期です。
一方、高級品とされ濃厚な甘味が楽しめるアカウニは7~9月が漁獲時期です。瓶詰ウニにも用いられるバフンウニは近年漁獲量が激減しています。
地球温暖化などの影響もあり、ウニをめぐる環境の変化は深刻です。そのため、下関ではウニと未来の海を守るためのサステナブルな試みがなされています。
下関は瓶詰めウニの発祥地でもあります。下関で買える瓶詰めウニのラインナップは豊富なので、ウニをお土産にしたい方は探してみるのもよいでしょう。
クジラ

近代捕鯨発祥の地ともされる下関ではおいしいクジラも食べられます。そもそも山口県の萩・長門周辺はクジラの通り道で、江戸時代は捕鯨が盛んでした。そのクジラの流通基地となったのが下関です。
明治には日本初の近代式捕鯨会社が置かれ、昭和初期には捕鯨に関連した産業が集まりました。現在でも下関にはクジラ料理を提供する店が多く軒を連ねています。特に2019年に商業捕鯨が再開されてから提供店が大幅に増えました。
クジラには様々な部位があります。竜田揚げなどでもおなじみの「赤肉」、ふわふわコリコリとした尾びれの部分である「尾羽」、鯨ベーコンで有名な「畝須」、クジラの大トロとも称される最高級部位「尾の身」などそれぞれに異なる味わいの部位を楽しめます。
食べ方も刺身、竜田揚げ、ベーコン、はりはり鍋と豊富です。同じ部位でも調理法によって味わいが異なります。
下関のクジラ料理は「最先端」とも言われています。「くじらの街」下関で色々なクジラ料理を試してみてください。
イカ

下関の北側、豊北沖では春から秋にかけて「イカの王様」とも称されるケンサキイカが獲れます。ケンサキイカは柔らかい身が特徴で、刺身にしても干物にしてもおいしく食べられます。
特に豊北地域で水揚げされる活イカと特牛市場で水揚げされる鮮魚イカのうち、鮮度の高いものを「下関北浦特牛イカ」と呼び、ブランドとなっています。
特牛(こっとい)イカは丁寧な一本釣りで獲られるので、デリケートな身が傷つきません。漁場が港に近いため新鮮さを保ったまま港まで運ばれます。
下関では特牛イカを出す店も多いので、下関に足を運ぶ際には是非食べてみてください。身の柔らかさと甘味に驚くはずです。旬は夏とされ、子持ちになる5~6月は旨味が増します。
また、お土産に下関のイカを選びたいなら、瓶詰になったイカの塩辛がいくつか販売されています。干しイカもおいしいのでおすすめです。そのほか特牛イカの魚醤をお土産にしても面白いかもしれません。
アンコウ

実はアンコウの水揚げ量は下関漁港が1位です。そのため下関ではアンコウのブランド化が進んでいます。アンコウ料理を提供する店も多く、下関ではアンコウ鍋、アンコウのから揚げなどさまざまな料理が楽しめます。
アンコウは淡白でプリプリとした身が特徴で、上品な旨味を楽しめます。特にあん肝とも呼ばれる肝の部分は旨味たっぷりで、アンコウ鍋に入るほか、あん肝単体でおつまみにもなります。
アンコウは鍋にすると弾力のあるしっとりとした食感が、から揚げにすると弾力はありながらもサクサクとした食感が楽しめます。アンコウの旬は11月、肝の旬は1~2月です。冬を下関で過ごす場合は機会を逃さないようにしましょう。
工芸品
下関には伝統的な工芸品もいくつかあります。下関の味覚を楽しんだ後は、下関ならではの工芸品を探しに出掛けてみてはいかがでしょうか。
赤間硯
赤間硯は下関市や宇部市で作られる名品と名高い硯です。赤間硯に用いられる赤間石は、石質が緻密で墨をするために必要な石英や鉄分を多く含んでいます。そのため、赤間硯では墨を細かくすり、発色と伸びの良い墨汁にすることができます。
赤間石は彫刻しやすい石でもあるため、美しい彫刻を施した赤間硯が作られてきました。赤間硯は古くから人々に愛され、藩主への贈答品となったり、吉田松陰をはじめ幕末の志士にも愛用されたりしています。
そんな赤間硯は職人が採石から行うのが特徴です。採石で石を見極めるところから、硯を磨き漆を塗るところまで、長年を掛けて培われた職人の技術が必要とされます。
赤間硯を作る職人は昔に比べると少なくなってしまいましたが、今もなお伝統は息づいています。書道を嗜む方は下関と宇部の赤間硯を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ふく提灯
ふく提灯はふぐの皮を提灯の形に加工したものです。ふぐの可愛らしさと愛嬌が感じられる見た目でお土産やプレゼントとしても人気があります。使われるフグは小さなハコフグから大きなトラフグまでさまざまで、お好みの大きさのふく提灯を選べます。
ふく提灯を作るには、まずふぐの皮を剥いで、中にもみがらを入れて形を整え、天日で乾燥させます。乾燥したらもみがらを取り除き完成です。ふく提灯に使われるふぐの皮は薄く、ふく提灯を作れるようになるまで2~3年かかるといわれます。
ふく提灯は昭和初期からすでに下関の名産物となっていたとされます。下関に来ると街のあちこちでふく提灯を目にするかもしれません。自分用やプレゼントのふく提灯を手に入れるのもよいでしょう。
まとめ
三和地所下関本店では、下関市とその周辺エリアを中心に、賃貸物件・売買物件を数多くご紹介しております。また、賃貸管理・マイホームの新築や中古のリフォーム・不動産活用や相続のコンサル等、お気軽にご相談ください。

お気に入り物件
お問い合わせ